2011年12月4日日曜日

今年のベスト本

ご無沙汰です。

今年後半 私の読書は止まってしまいましたが、

今年前半読んで一番おもしろかった本は

ガルシアマルケスの『Cien Años de Soledad』百年の孤独』でした。

wikiさんによると

− コロンビア作家小説家。架空の都市マコンドを舞台にした作品を中心に魔術的リアリズムの旗手として数々の作家に多大な影響を与える。1982年ノーベル文学賞受賞。−

だそうです。

スペインにいたとき、コロンビアの友人から彼の話を聞き、いつか読んでみたいと思っていたが、

日本語でとてもよ読みやすい訳本に出会えた。

自分がもっていたコロンビアへのイメージ −

幻想的、狂気,ユーモア、圧倒する自然 などが、

彼の描く世界と絡まってとても刺激的だった。本でこれだけ興奮するのは久しぶりだ。

       
百年の孤独
















何せスペイン語で本を読むのが大変、長い滞在歴で読んだ本はスペイン語に訳された

Bukowski,の『Pulp』という本と、

名前を忘れてしまったが、スペイン市民戦争時代の村におけるお話の本だけだ。

Pulp』はとぎれとぎれよんだが3年ぐらいかかったぞ。

後にこの作品彼の遺作としって驚いた。

酔っぱらいもここまで来ると凄いなと思った。

彼の持っているユーモアと男の孤独感が大好きだ。


酔いどれ詩人になるまえに"Factotum" (リンク)という彼をモチーフにした映画

も見たがとても面白かった。



あと星の王子さまを書いた

サン=テグジュペリの『Terre des hommes スペイン題 Tierra de hombres

彼の文章はとてもやさしく幻想的だったが途中で挫折。

セルバンテスの生まれた町 アルカラ・デ・ヘナーレスの小学校で演奏したとき校長先生から頂いた

『ドン・ キホーテ・デ・ラ・マンチャ』(Don Quijote de la Mancha) については プロローグで挫折・・・。

昔のスペイン語はむずかしい。

ああ本のことを語ったらとまらない。

今回もブログは次回に続くです。




2011年10月10日月曜日

ちょっとうれしいこと。



Facebookというものがある。あまりやってないなけど、音信のとだえた昔の友人、知人などから

突然のCONTACTがある。  それはそれで便利だ。

でも、どうしても思い出せない人もいる。そんな場合、友人申請はごめんなさいしている。

そんなかのひとりで。MADRIDのコンプレテンセ大学の経済学の先生がいた。

誰?  知らないということで放置していた。

先日、誕生日を迎えた私は、FACEBOOKで 勝手に告知がいくのか、スペインの友人からお祝いのメッセージが多数寄せられ、そのお礼の返事をしていると、その大学の先生の読んでない
メッセージを発見した。

その内容は むかしMADIRDのDIAPASON(日本語で音叉という意味)という音楽学校で
教えていた生徒、DANIくんのお父さんとうことだ。

早速返事をしたら、すぐ返当時の写真と一緒に返事が帰って来た。

10年も前以上 異国スペインで教えていた生徒がまだ僕のことをおぼえていただけでもうれしいのに、彼(当時8、9才ぐらいだったかな。)はその後も音楽を勉強し続け、コンセトヴァトリオに入学し、クラシックギターとピアノの初等を卒業し、現在中等クラスにいるらしい。

そして彼からよろしくとメッセージがあった。


こんなかわいい子どもが、いや〜。うれしいね。

今では。

大学でも法律を勉強し、空手もするたくましい十九才の青年のなっているそうだ。

いやはや年を感じるね。

今年こんな年頃の子供の生徒が、たくさんギターを始めました。

そんな彼女、彼らの人生に何かPOSITIVO(ポシティーボ)なものを分かち合えたなら本望だね。



これも自分にとって転機となった大事な写真だ。

すごいエネルギーもらったよ。






2011年9月17日土曜日

ギターグッズ



暑い夏ですね。

もう少しで終わりかな。

そんな中、一生懸命に通ってくれてる生徒さん。

みなさんお疲れさまです。
  ブラシでリズム練習してます。
スペインから帰るとき、VENEZULAの友人からプレゼントされたミニギター。


VENEZULA国旗の色が特徴。


アメリカにいる友人からもらったミントのもの(日本語でもなんて言うかわからない。)

凄い強烈、レッスン中眠気さましに愛飲。


生徒さんがつけていた、キティちゃんチューナー。

かわいらしいね。
あとレッスンのためにエッグシェイカーも愛用しています。

スペイン語でHUEVO 。そう呼んだ方がかわいらしい。

結構いろんな音が出せます。

生徒さん、

もうちょっとがんばって。そして気のきいたボサを一緒に演奏しようよ。




2011年6月5日日曜日

私のAsakusa



最近は浅草付近によく出没する。自分のイメージではマドリッドのGran Via的です。






今まで典型的な観光名所のイメージであまり好きではなかったが、

最近は道角で思いがけずおもしろいものを発見したりする。

台東区は結構広くていろいろな表情の街角を持っている。



  B級グルメめぐりです。

この麦トロロは1000円のバイキングでお得でした。

麦の食感がたまりませんでした。

また屋上はテラスでスカイツリーと墨田川が展望できるところで

コーヒを飲みいい気分になりました。





雑居ビル街の谷間に墓地がある。


震災の日は、その後の起こる大変なことなど、夢にも思わず、のんびりと

友人と武満徹談義でランチしていました。




大変な世の中ですが、許されるときは、頭をゆるゆるにしています。

2011年5月29日日曜日

こんなサッカー見たことない。



一週間前から、ひとりそわそわ。

28日の土曜日を待ちわびていた。

チャンピオンズリーグの決勝。これはこれは深い深い。

一年でもっとも最高なサッカーが見れる日である。

でも周りは普通。ひとり温度差。


そう私は92年からひたすらスペインリーグを追い続けている。

まだ日本では、イタリア、イギリスしか目を向けていなかった時から。

ワインも似たような感じ。

Xaviがデビュー出たときも、Iniestaが出て来たときも。

Messiが16才でデビューしたときも。彼らのすごさも体感している。

スペインリーグのうんちくを最近語り合える仲間がいなく寂しく思っている。

土曜仕事を終え、早々に帰宅。

この日はコーヒは一杯も飲まず、風呂をさっと浴び9時には就寝。

そして午前3時45分試合を見る度に目覚める。

久しぶりに明日日曜は予定は何もない。

NO TENGO NADA QUE HACER MAÑANA.

こころおきなく試合観戦できる。

そして、とんでもない素晴らしい試合に出くわした。

相手はManchestarはとてつもなく凄いチームである。今回は少しやばいかなと思っていたが、

圧倒した。まさしく芸術。

こんなサッカー見たことない。

久しぶりに体が震えた。

スペイン時代はBARで、ビール片手にみんなで苦楽を分かち合いながら見ていた。

大人も、老人も、子供も、外国人もみんな一緒で。

日本では夜中3時一人寂しく・・。

スペイン人ってヤジもユーモア溢れていて、一緒にいて楽しいしとても温かい。

ところでスポーツって、どうしてもギターリストの立場から見てしまう、

そこにはいろいろな真理が見えて来て、参考になる。

てなわけで、わたしのうんちくは止まりませんので、これにて失礼します。・・・




うんちくのうんちく

最近まったくジャズを聴きませんが、わたしの大好きなギターリストです。

MADRIDのCLUB CLAMORESで生で聞きにいきましたが、すごくよかったです。

圧倒されました。


私にとっては名盤です。







2011年5月15日日曜日

一目惚れ

震災前のある日


某楽器店にぶらりと、よってみた。

そこで、あるギターにだった。

一目惚れだった。(一聞惚れ?)



板が、しっかり鳴っていて、スペインの薫りの音がするこのギターに惚れてしまった。

値段も、なんとか手に届く範囲。前のギターを売りに出して、ついに買ってしまった。

      見た目も美しいね。

     これがマイギター。 Esta es mi guitarra!

これから長い付き合いよろしくね。


2011年3月20日日曜日

読書


ライブもキャンセルになりました。

他の音楽イベントも中止になりました。

節制生活をおくり。図書館で武満徹の本を借りました。








何を食べてもおいしいと思わないとき。

何をしゃべってもおもしろいと思わないとき。

どんな音楽を聞いてもいいと思わないとき。

無味無臭な生活に飽き飽きなかたに。

そんなときは武満徹を自分に勧めます。


自分は現代音楽のことについてはよく分からないけど・・・。

何かが魂に染み渡ります。

不思議な感覚を呼び起こします。







2011年3月15日火曜日

祈り

被災者の方々に心よりお見舞いを申し上げます。

スペインの友人達からも、たくさんの応援のエールを頂きました。

私も節制生活に入っております。

一人でも多くの命が救われる様、被害が最小にとどまることをお祈りしております。







2011年2月5日土曜日

¡Feliz Año Nuevo!




旧正月を迎えて私もやっと、始動し始めた今日このごろです。

今年の私の一字は です。

スペイン社会では何が何でもしゃべった方が勝ちでしたが、どうやらこちら日本では違う様です。

でもできるかな。どうも茶々を入れるのが好きでして、スペイン風ブラックユーモアも好きでして・・・。

昨年はいろいろ失敗したなぁ。

でも、今年はがんばります。

スペイン語でmeterse las patas と言います。直訳は足を突っ込む、つまりよけいなことを言うということです。



ギターでは喜怒哀楽を表現して参ります。(でも言うときは言いまっせ。)




 (サハラのイメージが強いモッロコの北部TANGERにはこんな緑もあるんですよ。)

今年もみなさんよろしくお願い申し上げます。



それでも笑顔は大事だよね。