2010年4月25日日曜日

新学期



新学期。この春も、新しい生徒さん達との出会いが始まった。

            (江東区の深川の桜です。)

みなさんの期待に応えて、満足していただくよう更なる努力をする決意です。

よろしくお願い致します。




さてその中で、4才の男の子が一人いる。

はじめはあまりにも若すぎるので、御引き受けするが迷ったが、いろいろ調べた結果4才からのギターを習い始められて成果を出している先生方の報告を読み、決意する。




RECUERDOS(思い出)

スペイン時代には6、7才ぐらいの子供を教えたことが、それなりに苦労した。

でも中には、ギターを弾くことが大好きになった子たちもいた。

グールプレッスンで教えていたときは、子供たちが暴走してとんでもないことになっていたことがあった。その中で、たった一人男の子で一番小さいBORJAくんは、周りの女の子に押され一人片隅でギターを練習していた。

「MIRA! AKI, YA SÉ TOCAR!」 − AKI!  弾けるようなったよ。

(当時名前の Takaakiの最後の音節で Aki と呼ばれていた。)

そう呼ばれるのが、一番うれしかった。そこのセンターは一年で去ったが、

後に彼はコンセルヴァトリオ(音楽院)に入学し、どこで調べたのか自分で電話してきて

「今度学校の発表会があるから絶対聴きに来て。」と突然の連絡があったときは、

当時荒れた生活を送っていた私にとって、嬉しくもあり恥ずかしくあった。

身の引き締まる思い発表会に行ったものだった。


           ( スペインで保育園訪問演奏 )

これもすごい元気もらったなぁ。人生観が変わりました。





  う〜ん姿勢が悪いな。ちゃんと指導できなっかた私の責任。

 でもこの子もすごく自発的で明るい子だった。

(基本的にスペインの子はみんな明るい。まあ日本の子もそうだが。)

ビートルズのイエスタディなどのメロディを自分で音を採って弾いていた。

 毎年クリスマスお母さんから、プレゼントされる赤ワインがとても楽しみだった。